remove.bgがあればフォトショは用済み?
こんにちは、フリー動画編集者の生ハム帝国です。
今回は話題のremove.bgを紹介しつつ、Photoshopとの性能比較をしていきたいと思います。
remove.bgとは
remove.bgは画像切り取りサービスです。切り抜きたい画像を貼るだけで数秒で自動で対象を切り抜いてくれます。無料且つ登録不要なので誰でも気軽にサービスを利用することができます。
画像ファイルではなくURLを貼るだけでもいいのが地味に便利ですね。
注意:8MB以上のファイルは選択できない
remove.bgの使い方
- select a photo→自分の画像を選択→切抜き
- enter a URL→ネット上の画像のURLをコピペ→切抜き
上記の2通りを選択することが可能です。処理はものの数秒で完了します。
とても綺麗に切り抜かれていますね。この機能を無料で利用できるのはすごい…
人物以外にも使える!?
人物をAIで認識して切り抜いているため、人物以外は切り抜けないとのことですが、中には人物以外のものでも切り抜けることがあるようです。
実際に試してみると、ほとんどは人として認識しないためエラーが出てしまいました。しかし、手など一部の部位だけでも人と認識して切り抜くことが出来るようです。
remove.bgとPhotoshopの比較
それではremove.mgとPhotoshopの切り抜き性能を比較してみましょう。
今回加工する画像はこちらです。枕と背景の色が似ているので難易度は高め。
切り抜き精度を比較
見ての通り、両者とも枕が消えてしまいました。やはり背景と同系の色にはまだ弱いようですね。AIの進化に期待です。
髪の毛に関してはremove.bgに軍配が上がりました。とても綺麗に切り抜いていますね。ただし、腕の関節部分の背景が少し残ってしまっています。個人的な感想ですが、パッと見て綺麗に見えるのはremove.bgの方ですね。
画質を比較
そのままでは少し分かりにくかったので一部拡大してみました。そうすると、remove.bgでは細部が少しぼやけていることがわかりました。一方Photoshopでは目視できるほどの変化は起こっていません。
細かい部分ではありますが、remove.bgでは切り抜きの際に画質が下がってしまいます。
まとめ:remove.bgとPhotoshopは使い分けよう
- remove.bg:毛髪の処理精度は高いが、画質が落ちる。処理できるサイズに上限あり。後から加工しにくい。
- Photoshop:毛髪の処理精度が低い。後から加工しやすい。
両者の違いをまとめるとこのような結果になりました。どちらも一長一短なので用途に応じて使い分けると便利そうですね。
ガッツリ加工したいときはPhotoshop、サクッとコラ画像を作りた時はremove.bgを使っていきたいと思います。両者とも今後の進化に期待したいところですね。