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フリー動画編集者のゆるゆる人生攻略

YouTubeの動画編集を代行する仕事の体験談。メリットとデメリット

動画編集バイトをしている男性

こんにちは、フリー動画編集者の生ハム帝国です。

 

動画投稿サイト、YouTube。老若男女問わず知らない人はもういないくらい世間に浸透してきていますよね。最近僕のお祖母ちゃんもYouTubeで料理動画を見はじめたくらいです。

 

YouTuberの数が増えていることは皆さんもご存知かもしれませんが、実はそれと同時に動画編集の仕事の需要も高まってきています。自分で編集するのは時間がかかりますから当然の成り行きですね。

 

というわけで今回は数々のYouTuberの編集代行経験のある私がその感想や裏側についてぶっちゃけたいと思います。これからYouTuberの動画編集を代行する仕事をしたいと思っている人の参考になれば幸いです。

ちなみに僕は今もとあるYouTuberさんの動画を編集代行していまして、だいたい月に15本ほど編集しています。

YouTubeに特化した動画編集講座

YouTubeの編集代行とは

その名の通り、YouTuberさんの動画を彼らの代わりに編集するというお仕事です。複数の編集者に代行してもらう場合もあれば、一人の編集者が専属になる場合もあります。

撮影からアップまで全て代行する会社もありますが、今回紹介するのは編集専門

 

情報の担保としましては、これまで数々のYouTuberの動画編集を代行してきた経験があります。誰でも知っているような有名な方の編集もしていました…が信用を失いかねないので許可を貰っていない証拠は出せません。

編集者代行の仕事内容

大まかな流れとしては

①データを貰う
②編集作業
③納品
④修正作業
⑤納品

です。

データを貰う部分に関しては特筆すべきことがないので省略します。一応グーグルドライブやギガファイル便を使って送受信することが多いですね。

編集作業

一応、動画編集とサムネイル作成の2つに分けましたが、動画編集業務が全てと言っても過言ではないでしょう。ただし、動画編集を外注するクライアントは皆「作業を短縮したい」と思っているはずなので、サムネ作成も出来た方が良いことには違いありません。

動画編集

YouTuberさんや中間会社から送られてきた動画素材をソフトを使って編集していきます。

①不要部分をカット
②装飾(テロップ、画像)入れ
③BGM、SE入れ
④完成

これは私が実際にやっている流れですが、だいたい皆さん同じような流れだと思います。

 

私は最初Aviutlを使っていたのですが途中からAdobeのPremiereProに変えました。ソフトに関しては指定がある場合もあるし、自由な場合もありますがやはりYouTube業界で使っている人が多いPremiereを使うのが一番無難な選択だと思います。

 

どういった編集をするかは基本的に相手から注文があるのでそれに合わせていきます。クライアントが既にチャンネルで動画を投稿している場合、これまでの動画のテイストに合わせるのが基本で、素材も統一させることが多いです。

クライアントにイメージがない場合もあるので、そういう時にコチラ側が提案できると喜んでもらえます。

 

テロップのサイズや装飾をpx単位で指定されることもありますが、AviutlとPremireでは仕様が若干違ったりします。この辺の細かい指定でソフトが違うと少々面倒なのでPremiereが使えた方がいいなと感じました。

 

今まで動画を投稿したことがないクライアントの動画編集を担当することになると、結構自分の好きなように編集することができます。色々自分で考えないといけなくなりますが、それはそれで楽しいもの。個人的には指定が多いよりも、好きに編集して素材とか考える時間が楽しくて好きです。

サムネイル作成

YouTubeの動画にはそれぞれサムネイルがありますよね。YouTubeの標準機能でサムネイルを自動生成することもできるんですけど、普通は画像編集ソフトを使ってきちんとサムネイルを作ります。再生するかどうかを決める動画の顔ですから、かなり重要です。

動画編集だけ任される場合もあれば、サムネイルも作る場合も。

 

これも動画と同じで使用ソフトの指定がある場合があれば、ないところもあるといった感じでまちまちです。当時はaviutlで作っていましたが、Adobeソフトに慣れている現在はillustratorやPhotoshopを使って作っています。

動画の納品

動画が出来たらエンコード(書き出し)。

 

グーグルドライブやギガファイル便を使いデータを送付します。ファイル名を○○(編集済)みたいにしておくと分かりやすくていいですね。

 例:動画編集代行してみた!(編集済)

 

Wi-Fiの通信速度が遅いとファイルの送付に滅茶苦茶時間がかかるので、通信環境が整っていない人にとってはこれが参入障壁になってしまいますね。同様に、PCのスペックが低い人も書き出し時間に悩まされることになるかもしれません。

ノートPCよりデスクトップPCがオススメ

有名YouTuberはノートパソコン(主にMac book pro)で作業することが多いんですけど、これはイベントやロケによる移動が多く、家にいる事が少ないからです。ですから家から出ない人はノートパソコンを買う必要はありません。

基本的にデスクトップPCの方がコスパがよく、書き出しが早くなるのでこれからPCを買う方にはデスクトップPCがおすすめ。動画編集というのはCPUのスペックがものを言う世界です。

動画編集に必要なCPUのコア数はいくつ?

動画の修正作業

勿論クライアントによるのですが、大体動画を納品したあとには修正作業があります。

 

YouTube業界は特に結構こだわりを持っているクライアントさんが多くて、後から要望に合わせて細かな修正をすることが多々あります。

修正を重ねるほど時間もかかるので実質的な時給はどんどん下がっていきます。カットした部分を「ここは使って欲しい」と言われることもあり、結構しんどいこともあります。

 

「人による」ばっかりで申し訳ないですが、本当に、どんなクライアント(YouTuber)と巡り合うかが全てです。所謂モンスタークライアントに出会うこともありますが、そんな時はこの記事を参考にしてみてください。特に個人間でのお仕事はトラブルが起きやすいみたいですね。

動画編集者が語る/モンスタークライアントの犬にならないために。

YouTube動画編集代行の給料

動画編集バイトの給料

基本的に時給制ではなく動画1本あたりの単価制になります。YouTubeの場合は1本あたり5000円~10000円が相場なのかなと思います。

 

ちなみに私が当時お世話になっていた制作会社から仕事を貰っていた時は、単価制で1本5000円。時給換算すると1000円程度でした。

でも正直時給1000円くらいだとあまり旨味がないと思います。やりがいをモチベーションに頑張ってる人もいるかもしれないけど、僕には無理でした…在宅だから当然異性との出会もないし!笑。

 

「そこまで辛い思いしてまで働く必要もないだろう」と思っていたので、その制作会社に見切りをつけて辞めようとしたら、なんと言い値で単価を上げてくれました。言ってみるもんですよねほんと笑。

辞めようとしたら給料が上がったみたいな話は結構あるあるみたいです。今の環境に不満がある方は素直に気持ちを伝えてみるのもアリですね。

 

何も言わずに我慢して編集し続けていたら一生あのままだったと思うとゾっとします。一応値上げしてもらって単価が8000円になったのですが、それでも修正込みだと時給1000円切るか切らないかだったので今はその会社とはやり取りしていません。

 

他に良い条件の仕事を見つけたので現在はそっちに移行しています。単価を上げるコツとしては、条件のよくない案件はどんどん見切りをつけて次を探すのが効率いいと思います。

勤務時間

納期までに完成させたらそれでいいので、いつ編集するかは自由です。

私の過去の例だと、カット業務込みの編集代行で1本あたり大体5時間以上はかかってました。だから分けずに一気に編集を終わらせようとすると昼夜逆転とかしょっちゅう起こります。制作会社に送ったLINEが深夜でもすぐ返ってくるのはちょっと闇を感じましたね。笑

昼夜逆転したり体調を崩すのも全部自分の問題なんで、きちんと自制が効く人は規則正しい生活をすることをお勧めします。

 

ちなみに今担当しているYouTuberさんの編集はカット済のもので大体3~5時間ですね。おかげさまで、以前感じていたストレスが完全になくなりました。

YouTubeの編集代行に必要なスキル

編集ソフトの使い方や標準の各エフェクトの使い方がある程度分かっていたら大丈夫だと思います。

分からないことはその都度ネットで検索すればいいんですけど、ソフトに慣れていない方は最初はしんどいし時間がかかるかも。でも最初が1番しんどいのはどの仕事も同じだと思っているので、特に気苦労することはありません。

 

僕はこの仕事を始める前から趣味で動画編集をやっていたので、YouTubeの編集代行のために何かを新しく覚えることはあんまりありませんでした。ソフトの移行時はちょっと苦労しましたけどね。

ショートカットが使いこなせたら強い

必須ではないけどあった方がいいのはショートカットキーを使いこなすスキルですね。ショートカットが使えるのとそうでないのでは編集速度がかなり変わると思います。

ある程度操作を覚えてからでいいので、余裕が出てきたら少しずつ使えるショートカットキーを増やしていけばいいと思います。

あくまで編集者側の意見ですが、編集速度は正義です。速度が上がれば上がるほど余暇が生まれますからね。

例:キーボード上でカット

作業速度が滅茶苦茶上がるショートカットの1つがキーボード上でカットです。環境設定から設定して好きなキーに割り当てるとワンタッチでカットできるようになります。ツールを切り替える手間が省けるので作業が滅茶苦茶早くなります。(Adobe Premiere Pro)

 

▼詳しくはコチラ▼

YouTubeの動画編集バイトのメリット

どこでも編集できる喜びをかみしめる男性やっぱり仕事って何かしらメリットがないと続けられないもんですよね。YouTubeの編集代行には他の仕事にはない良さがたくさんあるので是非知っていただきたいです。

YouTuberの動画を編集するのは楽しい

「動画編集しつつ動画を視聴している」という感覚になってくると結構楽しいものです。大げさに言うと、「お金を貰いながらYouTube見てる」みたいな。

 

いやらしい話、動画編集を外注(人に任せる)ってことはある程度お金を持っているということなんですよ。だからあんまり面白くない人はいないっていうか。

 

あまり声高には言えませんが、ある程度有名な方の編集を担当できる可能性もありますよね。好きなYouTuberさんの動画を編集しながらお金貰えたら最高じゃないですか?

もし自分もYouTubeをやっている場合、同業者の裏側を見ることができるので結構勉強になるかもしれませんね。

 

勿論、秘密保持契約を結んでいたら「○○の編集したんだぜ~!」みたいな自慢はできませんよ!たまに秘密保持無視してSNSでベラベラ喋ってる人見かけますけど、あれは信用を失いかねないのであまりオススメしないです。

自由な働き方ができる

移動時間なし、服装指定なし。勿論遅刻なんてことは絶対に起こりません。所謂ノマドワーカーというやつです。勿論納期は守らないといけませんけどね。

 

YouTuberに限らず動画編集全般において言えることですが、機材さえあれば場所を問わず働くことができるのが良いですね。

パソコンさえあればどうにかなるので、家だけじゃなく旅先や実家に帰った時でも編集することが出来るのはやはり魅力的なのではないでしょうか。こういう面に魅力を感じる方はノートパソコンがあっても良いかも。

 

仮に普通のコンビニバイトと同じような時給になってしまっても、働き方に魅力を感じるなら、とりあえずやってみる価値は十分あるかと思います。

スキルを他でも活かせる

YouTuberの動画編集に問われるスキルは実はそこまで高くはありませんが、YouTuberの編集が難なくできるようになっている頃には、他の映像系の仕事もある程度出来るようになっていると思います。

例えばメジャーどころだと、結婚式で流れる映像の制作とか。クラウドソーシングサイトで案件を探すとよく見つかるやつですね。僕のように、YouTuberの編集が嫌になったら他の業界に手を出してみるのもアリだと思います。新たな発見があるかもしれません。

 

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YouTuber編集バイトのデメリット

修正地獄に悩む男性

あんまりデメリットっていう程のことでもないかもしれないんですけど、僕がやっていて不満に思ったことをピックアップしてみました。

修正地獄

前述にもありましたが、YouTuberさんの要望で修正することがよくあります。深夜だろうと平気で修正依頼を飛ばしてくる人もいます。(人による)

深夜にメッセージが来て気づいても、本当は返信しなくてもいいんですけどね笑。僕は対応しちゃってました。最初の方は謝罪が一応あるんですけど、回数を重ねていくうちににそれもなくなって、という感じであまり相手の都合に合わすぎるのも考えものでしたね。完全に身をゆだねるとエスカレートしがちなので注意。

 

納品→修正依頼→納品→修正依頼→納…

これを何回も繰り返すとまぁ心が折れる折れる笑。実際にかかっている労力以上にダメージを受けるのは心なんですよね。だんだん頭がぼーっとしてきたり、吐き気がしたり。

 

不定期な働き方なので生活リズムが狂いがち。心身ともに病まないように気をつけてください。

個人事業主の手続きが必要な場合もある

注意したいのは在宅の場合、雇用形態はアルバイトではなく業務委託です。一応分かりやすいように「編集バイト」と書きましたが、実のところアルバイトではないのです。大体YouTuberの編集バイトは在宅だと思うので、ほとんどの場合業務委託だと思います。

 

詳しくはこちらの記事に書きました! 

 

ですから会社と契約を結ぶとき、まず最初に雇用形態を自分から聞くようにしてください。僕は半年くらい働いて気付きました。笑

 

これをデメリットと言うかどうか少し迷ったのですが、バイトなら必要のない手続きや自分でお金の計算をしないといけなくなるのが「くそめんどくせぇ」と僕は感じました。

納期に追われる

いつ作業をしようが納期までに納品すればいいんですけど、逆に言えば納期から逃れることはできません。

複数のクライアントと契約していると納期がかぶることがあるんですけど、そうなると中々キツイです。学生だと作業できる時間が限られてくるので更にキツくなります。

なのであんまり欲張ってクライアントの数を増やし過ぎるも考え物です。自分で管理できる範囲内で仕事をしましょう。

 

ちなみに僕が現在仕事を貰っているクライアントさんは4人(内1人がYouTuberさん)です。 

YouTubeの編集代行に関する個人的見解

YouTuberの編集代行はどんなクライアントさんに当たるかで感想が大きく変わる、運要素の大きい業界だと思います。なので一回目で変な人に当たって辞めたりすると勿体ない。どんどん次に行っていい環境を探せるといいですね。

悪い人ばかりではありませんが、良い人ばかりでもないので、足元見られないように注意しないといけません。

 

でも基本的には楽しいお仕事ですし、稼げると思います。

興味がある方は、よかったら参考にしてみてください。