編集したい人
動画編集講座MovieHacksで講師を務めている生ハム帝国です。
来る5Gの時代に向けて、最近ではどんどんYouTube需要が高まっていて、YouTuberもかなり増えています。
それと同時に動画編集の仕事の需要も高まってきています。
この時代、動画編集のスキルを身に着けてしまえば、副業でも本業としても今後はかなり稼げる、というのは間違いありません。
生ハム帝国
今回は、
- YouTubeの動画編集の仕事の探し方
- 動画編集に必要なスキル
- 動画編集の仕事のメリット&デメリット
このあたりを解説していきます!
目次
YouTubeの動画編集の仕事を探す3つの方法
それではさっそく本題から。
YouTubeの動画編集の仕事を探すのにオススメの方法は主に3つあります。
クライドソーシングサイトで探す
最も一般的な方法が、ランサーズやクラウドワークスなど、クラウドソーシングサイトを利用して仕事を探す方法。
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実際、僕も始めのうちはクラウドソーシングサイトを利用していました。
クラウドソーシングサイトを利用するメリットとしては、
- 未経験でも仕事を得ることができる
- 在宅での仕事が多いため、副業に適している
このあたりを上げる事ができます。
なんと言っても、クラウドソーシングサイトは、誰でも気軽に仕事を始める事ができるというのがいいところですよね。
もちろん経験者のほうが有利、というのはありますが、単価が低めであれば未経験でも仕事を受注できます。
逆にデメリットは、
- 単価が低い仕事が多い
- 質の低いクライアントもいる
といったところでしょうか。
「誰でも気軽に始められる」=「参入障壁が低い」ということになりますよね。
そういった場合、やはり単価が低い仕事が多くなるのは、仕方ないかも知れません。
また、主に低単価の仕事の場合はクライアントの質が低かったりもするので注意が必要です。(全員がそうではありませんが)
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最初はクラウドソーシングサイトなどで実績を作り、ステップアップしていくのがオススメ。
SNSで仕事を探す
この方法はあまり知らない方もいるかも知れませんが、SNS(主にTwitter)で動画編集の仕事を発注している人は意外と多いです。
「動画編集 募集」というキーワードでTwitter検索を掛けてみて下さい。
例えば↓のように、、
【広告動画編集者募集!】
案件:
YouTubeスキップ広告単価:
15000円納期:
3日以内応募条件:
・premiere使いこなせる人・レガシータイトルテンプレートと
エフェクトプリセットが豊富な人・漫画広告の経験者歓迎!!
応募方法:
このツイートをRT + DM応募期限:
本日21時まで— けい@/元上司の収入を超す!副業 → フリーランス動画クリエイター🌑 (@kei_semr) April 1, 2020
比較的高単価の仕事の動画編集者を募集していたりします。
SNS利用のメリットとしては、
- クラウドソーシングサイトよりも質の高い仕事がある
- アカウントを確認できるので信頼性が高い
クラウドソーシングサイトよりも手軽に募集できるため、著名なYouTuberなどもこの方法で募集を掛けたりすることもあります。
また、なんと言ってもTwitterの場合は予めアカウントやYouTubeチャンネルを確認できるというのもいいところですよね。
名前が出ている方が信頼性が高いのは当然です。
デメリットは、
- 良さそうな案件は競争率が上がる
- 変な人もいる
一番のデメリットは競争率が上がる事ですが、その点に関しては自分の実力を上げるなどして対処できますよね。
また、先程は「信頼性が高い」といったのですが、アカウントではしっかりして見えても変な人もいたりするので、注意は怠らないほうが良いかも。
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ちなみに、Twitterなどを利用するのであれば、捨て垢ではなくきちんと営業向けのアカウントを作って、日々最低限の運用をしていくことをおすすめします。
インターネットの求人で探す(Indeedなど)
当たり前の方法ではありますが、インターネットの求人で動画編集を探すのもオススメです。
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インターネットで求人を探すメリットは、
- たくさんの案件を探せる
- 企業案件なども多い為、単価が高いかも
- アルバイトや転職案件もある
なんと言っても多くの仕事を探せるという意味では、やはりIndeedも利用価値は高いです。
また、お金を払って求人広告を出しているのは企業が多いため、高単価の案件も結構あったりします。
デメリットとしては、
- 個人のYouTuberの案件が少ない
- 在宅案件とは限らない
Indeedなどの動画編集の求人は数は多いですが、在宅、業務委託になると数が限られてしまう場合もあります。
また、本数単価ではなく時給制だったりもするので、自分の条件にピッタリのものがすぐに探せるわけではありません。
YouTube動画編集の給料&委託の相場は?
基本的に時給制ではなく動画1本あたりの単価制になります。
YouTubeの場合は1本あたり3000円~15000円が相場です。
とはいえ、正直言って案件自体は1000円くらいから存在します。
全くの未経験の方が最低限の実績を積むという意味ではいいかもしれませんが、継続的に続けるのは現実的ではありませんので注意しましょう。
ちなみに私が初期に仕事を貰っていた時は、単価制で1本5000円。時給換算すると1000円程度でした。
仕事の内容にももちろんよりますが、簡単な作業で5000円だったりすれば当然時給換算では多くなります。
当時は割とこの編集に時間がかかっていたので割に合わないなあ・・・と思ってやめようとしたら、なんと言い値で単価を上げてくれました。
生ハム帝国
今の環境に不満がある方は素直に気持ちを伝えてみるのもアリですね。
何も言わずに我慢して編集し続けていたら一生あのままだったと思うとゾっとします。

YouTube動画編集の仕事の流れは?
大まかな流れとしては
- データを貰う
- 編集作業
- 納品
- 修正作業
- 納品
です。
データを貰う部分に関しては特筆すべきことがないので省略します。一応グーグルドライブやギガファイル便を使って送受信することが多いですね。
YouTube動画編集の仕事内容
ここでは、動画編集とサムネイル作成の2つに分けましたが、動画編集業務が全てと言っても過言ではないでしょう。
ただし、動画編集を外注するクライアントは皆「作業を短縮したい」と思っているはずなので、サムネ作成も出来た方が良いことには違いありません。
YouTubeの動画編集作業
YouTuberさんや中間会社から送られてきた動画素材をソフトを使って編集していきます。
- 不要部分をカット
- 装飾(テロップ、画像)入れ
- BGM、SE入れ
- 完成
これは私が実際にやっている流れですが、だいたい皆さん同じような流れだと思います。
私は最初Aviutlを使っていたのですが途中からAdobeのPremiereProに変えました。
やはりYouTube業界で使っている人が多いPremiereを使うのが一番無難な選択だと思います。

どういった編集をするかは基本的に相手から注文があるのでそれに合わせていきます。
クライアントが既にチャンネルで動画を投稿している場合、これまでの動画のテイストに合わせるのが基本で、素材も統一させることが多いです。
クライアントにイメージがない場合もあるので、そういう時にコチラ側が提案できると喜んでもらえます。
テロップのサイズや装飾をpx単位で指定されることもありますが、AviutlとPremireでは仕様が若干違ったりします。
この辺の細かい指定でソフトが違うと少々面倒なのでPremiereが使えた方がいいなと感じました。
今まで動画を投稿したことがないクライアントの動画編集を担当することになると、結構自分の好きなように編集することができます。
色々自分で考えないといけなくなりますが、それはそれで楽しいもの。個人的には指定が多いよりも、好きに編集して素材とか考える時間が楽しくて好きです。
YouTubeのサムネイル作成
YouTubeの動画にはそれぞれサムネイルがありますよね。
YouTubeの標準機能でサムネイルを自動生成することもできるんですけど、普通は画像編集ソフトを使ってきちんとサムネイルを作ります。
再生するかどうかを決める動画の顔ですから、かなり重要です。
動画編集だけ任される場合もあれば、サムネイルも作る場合もあります。
これも動画と同じで使用ソフトの指定がある場合があれば、ないところもあるといった感じでまちまちです。
当時はaviutlで作っていましたが、Adobeソフトに慣れている現在はillustratorやPhotoshopを使って作っています。

YouTube動画の納品
動画が出来たらエンコード(書き出し)。
グーグルドライブやギガファイル便を使いデータを送付します。ファイル名を○○(編集済)みたいにしておくと分かりやすくていいですね。
Wi-Fiの通信速度が遅いとファイルの送付に滅茶苦茶時間がかかるので、通信環境が整っていない人にとってはこれが参入障壁になってしまいますね。同様に、PCのスペックが低い人も書き出し時間に悩まされることになるかもしれません。
有名YouTuberはノートパソコン(主にMac book pro)で作業することが多いんですけど、これはイベントやロケによる移動が多く、家にいる事が少ないからです。
ですから家から出ない人はノートパソコンを買う必要はありません。
基本的にデスクトップPCの方がコスパがよく、書き出しが早くなるのでこれからPCを買う方にはデスクトップPCがおすすめ。
動画編集というのはCPUのスペックがものを言う世界です。

YouTube動画の修正作業
勿論クライアントによるのですが、大体動画を納品したあとには修正作業があります。
YouTube業界は特に結構こだわりを持っているクライアントさんが多くて、後から要望に合わせて細かな修正をすることが多々あります。
修正を重ねるほど時間もかかるので実質的な時給はどんどん下がっていきます。
「人による」ばっかりで申し訳ないですが、本当に、どんなクライアント(YouTuber)と巡り合うかが全てです。
特に個人間でのお仕事はトラブルが起きやすいみたいですね。
YouTube動画編集代行の勤務時間
納期までに完成させたらそれでいいので、いつ編集するかは自由です。
私の過去の例だと、カット業務込みの編集代行で1本あたり大体5時間以上はかかってました。
だから分けずに一気に編集を終わらせようとすると昼夜逆転とかしょっちゅう起こります。
昼夜逆転したり体調を崩すのも全部自分の問題なんで、きちんと自制が効く人は規則正しい生活をすることをお勧めします。
ちなみに今担当しているYouTuberさんの編集はカット済のもので大体3~5時間ですね。おかげさまで、以前感じていたストレスが完全になくなりました。
YouTubeの編集代行に必要なスキル
編集ソフトの使い方や標準の各エフェクトの使い方がある程度分かっていたら大丈夫だと思います。
分からないことはその都度ネットで検索すればいいんですけど、ソフトに慣れていない方は最初はしんどいし時間がかかるかも。
でも最初が1番しんどいのはどの仕事も同じだと思っているので、特に気苦労することはありません。
僕はこの仕事を始める前から趣味で動画編集をやっていたので、YouTubeの編集代行のために何かを新しく覚えることはあんまりありませんでした。
ソフトの移行時はちょっと苦労しましたけどね。
ショートカットが使いこなせたら強い
必須ではないけどあった方がいいのはショートカットキーを使いこなすスキルですね。
ショートカットが使えるのとそうでないのでは編集速度がかなり変わると思います。
あくまで編集者側の意見ですが、編集速度は正義です。速度が上がれば上がるほど余暇が生まれますからね。
動画編集のスキルに関しては、↓の記事も参考にしてみて下さい!

例:キーボード上でカット
作業速度が滅茶苦茶上がるショートカットの1つがキーボード上でカットです。
環境設定から設定して好きなキーに割り当てるとワンタッチでカットできるようになります。
ツールを切り替える手間が省けるので作業が滅茶苦茶早くなります。(Adobe Premiere Pro)


YouTube動画編集の仕事のメリット
やっぱり仕事って何かしらメリットがないと続けられないもんですよね。
YouTubeの編集代行には他の仕事にはない良さがたくさんあるので是非知っていただきたいです。
YouTuberの動画編集代行は楽しい仕事!
「動画編集しつつ動画を視聴している」という感覚になってくると結構楽しいものです。
生ハム帝国
いやらしい話、動画編集を外注(人に任せる)ってことはある程度お金を持っているということなんですよ。
つまり、そこそこ売れているYouTuberです。だからあんまり面白くない人はいないっていうか。
あまり声高には言えませんが、ある程度有名な方の編集を担当できる可能性もありますよね。
生ハム帝国
もし自分もYouTubeをやっている場合、同業者の裏側を見ることができるので結構勉強になるかもしれませんね。
YouTube動画編集代行は自由な働き方ができる
移動時間なし、服装指定なし。勿論遅刻なんてことは絶対に起こりません。
所謂ノマドワーカーというやつです。勿論納期は守らないといけませんけどね。
YouTuberに限らず動画編集全般において言えることですが、機材さえあれば場所を問わず働くことができるのが良いですね。
パソコンさえあればどうにかなるので、家だけじゃなく旅先や実家に帰った時でも編集することが出来るのはやはり魅力的なのではないでしょうか。
こういう面に魅力を感じる方はノートパソコンがあっても良いかも。
動画編集スキルを他でも活かせる
YouTuberの動画編集に問われるスキルは実はそこまで高くはありません。
YouTuberの編集が難なくできるようになっている頃には、他の映像系の仕事もある程度出来るようになっていると思います。
例えばメジャーどころだと、結婚式で流れる映像の制作とか。クラウドソーシングサイトで案件を探すとよく見つかるやつですね。
僕のように、YouTuberの編集が嫌になったら他の業界に手を出してみるのもアリだと思います。新たな発見があるかもしれません。
▼お仕事の探し方が気になる方はコチラ▼

YouTube動画編集の仕事のデメリット
あんまりデメリットっていう程のことでもないかもしれないんですけど、僕がやっていて不満に思ったことをピックアップしてみました。
個人事業主の手続きが必要な場合もある
注意したいのは在宅の場合、雇用形態はアルバイトではなく業務委託です。
一応分かりやすいように「編集バイト」と書きましたが、実のところアルバイトではないのです。
大体YouTuberの編集バイトは在宅だと思うので、ほとんどの場合業務委託だと思います。
▼詳しくはこちらの記事に書きました!

ですから会社と契約を結ぶとき、まず最初に雇用形態を自分から聞くようにしてください。僕は半年くらい働いて気付きました。笑
これをデメリットと言うかどうか少し迷ったのですが、バイトなら必要のない手続きや自分でお金の計算をしないといけなくなるのが少し大変だなと感じました。
納期に追われる
いつ作業をしようが納期までに納品すればいいんですけど、逆に言えば納期から逃れることはできません。
複数のクライアントと契約していると納期がかぶることがあるんですけど、そうなると中々キツイです。学生だと作業できる時間が限られてくるので更にキツくなります。
なのであんまり欲張ってクライアントの数を増やし過ぎるも考え物です。自分で管理できる範囲内で仕事をしましょう。
YouTubeの動画編集はオススメの仕事です!
YouTuberの編集代行はどんなクライアントさんに当たるかで感想が大きく変わる業界だと思います。
なので一回目で変な人に当たって辞めたりすると勿体ない。どんどん次に行っていい環境を探せるといいですね。
基本的には楽しいお仕事ですし、コスパよく稼げると思います!
興味がある方は、よかったら参考にしてみてください。